「人に好かれる人」「避けられる人」が無意識に使う言葉
■定年後の「肩書」なしで、人とどう関われるかが、その後の人生の人間関係に大きく影響する1つの要因。新たに開業した人も、新たな人間関係形成ね。
■「人に好かれる」「人に避けられる」ーこれは、人のご機嫌をとる、ということでなくて、一緒にいて、お互いいやな気持にならないっていう基本的なことだと思う。
■最近の小学校では、「ふわふわ言葉」と「ちくちく言葉」に分けた「ふわちく言葉」を子どもたちに低学年から教え、好ましい言葉づかいを意識させる先生が増えているそう。「ふわちく言葉」を意識することは、子供だけでなく、大人にとっても、大事なことかも。具体的にはどんな言葉だろう?
■「ふわ」は想像するに、「ふわふわ」することば、つまり言われて気持ちがほっこりすることばかしら。例えば、
・いつもありがとう
・わかってると思うけど、○○してくれると助かるよ
・すごく助かるよ
・体に気をつけてね
・さすが○○さんね
・頑張ってるね
ベースに感謝や応援してる、って気持ちが伝わる言葉ね。
■それに対して、「ちく」の「ちくちく」することばは、否定的で、言われたらとげとげしいことばのこと。
子育て中に子供によく言うように、自分が言われていやなことは、相手にとってもいやなことだから言わないようにしようねって。。ちくちく言葉が多い人は、気持ちがささくれている印象ある。人を攻撃することで、自分が優位にたつ、もしくは、自分は「偉い」と錯覚している。また、すぐ、話の途中で割りこんで、相手が言ったことを否定するようなことを話し始める、とか。例えば
・うざい・きもい
・いい加減にしてよ
・むかつく
・死ね、ばかやろう
・なんでできないの?
・いつもいってるでしょ
・どんくさい
・しつこい
・だから、言ってるでしょ
■ちくちく言葉は、言っている自分もいやになる。ついつい言ってしまいそうなときは、まずは、一拍深呼吸して、気持ちを少し落ち着けて。同じ状況でも、ふわふわ言葉へ置き換えて、言えるように今から訓練しておかないと、陰険な、いやーな年寄りになってしまいそう。 それこそ、「幸齢」ライフからは程遠い、気持ちが貧しく誰も寄り付かない「貧齢」ライフになってしまいます。
■言葉は、すぐ消えるけど、とげとげ言葉を投げかけられて、心に刺さったトゲは、なかなか消えない。「鏡に向かって礼拝をなすとき、浮かべる影また我を礼拝するなり」という仏典の美しい譬喩がある。感謝の言葉を発することができる人ことが、「幸齢ライフ」の1つの鍵と思います。
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